学研塾ホールディングスなど3社、バーチャル学習塾の実現に向けた共同実証を実施

　学研塾ホールディングス、学研メソッド、富士ソフトの3社は、2022年春からのサービス提供を予定している、新たなオンライン学習環境の実現に向けた共同実証を実施することを、11月25日に発表した。

　同実証では、富士ソフトが開発した仮想オフィス空間「FAMoffice（ファムオフィス）」の技術と、学研塾ホールディングスおよび学研メソッドの学習塾運営ノウハウを活かして、仮想空間上に対面時と変わらない学習塾環境を再現したバーチャル学習塾を開校し、講師と生徒は自身の分身（アバター）で通塾する。

　講師は授業中に学習意欲の薄かった生徒に対する個別フォローを、生徒は講師への個別質問や仲間との会話などを通じて、学習理解を深めたり、他の仲間ががんばっている姿から刺激を受けたりといった体験してもらう。

　これらの体験から、学習意欲や競争心を高めるための必須要件を生徒と保護者へのユーザーリサーチによって抽出し、同実証の結果に基づいて富士ソフトは新たなオンライン学習サービスを開発し、「FAMschool（ファムスクール：仮称）」として2022年4月からの提供を目指す。