9割超の保護者が教育でのメタバース活用に期待、興味があるのは「不登校の子どもへの支援」【イー・ラーニング研究所調べ】

　イー・ラーニング研究所は、子どもを持つ保護者を対象に実施した、「教育とメタバースに関する意識調査」の結果を2月7日に発表した。同調査は、1月7日～23日の期間に行われ、351名から回答を得ている。

　調査対象者に、メタバースを知っているかを尋ねたところ、「知っている」との回答が9割超を占めた。

　一方で、メタバース関連で体験したことのあるサービスはあるかを尋ねた質問では、「体験したことがない」が約8割を占めており、体験したことがあるサービスとしては「ゲーム」や「暗号資産の取引」がみられる程度で、日常生活への浸透には至っていない。

　教育分野でのメタバースの活用について興味があるかを尋ねたところ、「ある」とする回答が9割超となった。

　教育分野でのメタバースの活用について興味が「ある」と答えた人に、どのような活用について興味があるかを尋ねた質問（複数回答）では、「不登校の子どもへの支援」が約7割でもっとも多く、以下「学校や塾での授業」「体験授業」が続いている。

　メタバースを活用した教育に期待する点としては（複数回答）、「時間や場所などの制約がない」「普段経験できないことを安全に体験し学べる」がいずれも7割超で上位を占めた。

　メタバースを活用した教育において不安な点としては（複数回答）、「VRヘッドセットなどの特別な機器が必要である」「現実世界でのコミュニケーションが減ってしまう」が、どちらも約半数で上位となっている。

　どこでメタバースを活用した教育を子どもにしてほしいと思うかを尋ねたところ（複数回答）、「学校」「オンライン講座」「自宅」の順となった。

　メタバースに関連して、気になるトレンドワードとしては（複数回答）、「バーチャル留学」「VR英会話」を挙げる回答が多い。