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ベネッセアートサイト直島、中学・高校を対象にした「BASN対話型鑑賞プログラム」オンライン版の実証研究を開始

 ベネッセホールディングスは、ベネッセアートサイト直島(BASN)が2010年から開発、実践を積み重ねてきた「BASN対話型鑑賞プログラム」オンライン版の、中学・高校現場での実証研究を2022年から開始した。

 今回の実証研究は、オンラインでのBASN対話型鑑賞体験を通じて、生徒の変容を客観的に分析・可視化し、学校現場などに提供する「BASNオンライン対話型鑑賞プログラム」の本格的な開発に活かすことを目的としている。

 ベネッセアートサイト直島は、アート活動を通じてベネッセグループの企業理念である「ベネッセ=よく生きる」を体現する場となることを目指しており、ベネッセはアート作品の鑑賞を通じて主体的に考える場を提供したいという想いから、2010年にベネッセアートサイト直島の美術施設での対話型鑑賞プログラムを導入した。

 さらに、2019年からはフィールドをベネッセアートサイト直島全体に広げた、独自の学び体験プログラム「BASN Learning & Practice」を開発。学校や企業、団体などを含む幅広い世代に、「見る」「(場を)読む」「知る」「表現する」「提案する」「(視野を)広げる」という6つの要素で構成される学びの機会を提供している。

 「BASNオンライン対話型鑑賞プログラム」は、6つの要素のうち「見る」を活用したプログラムであり、2021年度は企業・学校などに対して約30件の実施実績がある。なお、2022年度の受注件数は前年を上回る見込みとなっている。

 中学・高校向けに行われた、「BASNオンライン対話型鑑賞プログラム」を用いた実証研究は、対話型鑑賞の技法を用いて、対話を通じて非認知能力を高める学びの可能性を検証するための基礎研究であり、対話に基づいた学びの価値や効果を客観的に可視化するとともに、学習指導要領に基づいたカリキュラムを必要とする学校現場を支援する。

 第1期は、水都国際中学校(大阪)、倉敷商業高校(岡山)、津山東高校(岡山)、修道中学校・高校(広島)にて、3月~7月の期間に実施された。受講前と受講後の生徒自身の自己評価アンケートを実施し、アンケートと各講座での生徒個別発言内容の2観点について検証することで、学校帳票・生徒個人帳票を出力した。

 同実証によって、非認知能力を含む自己評価全体で、受講前の数値と全講座受講後の数値との差分平均値をみると、47名中37名(78.7%)で自己評価が向上している。

 今後は、実証研究の規模をさらに拡大して検証データを増やし、オンライン対話型鑑賞の生徒個人への効果や学校全体での学びの効果について実証する。現在、修道高校、水都国際中学校での授業カリキュラムとしての導入も検討されている。

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https://edtechzine.jp/article/detail/8133 2022/09/15 08:00

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