DeNA、熊本県多良木町におけるIT人材育成事業の対象を中学校にも拡大

　ディー・エヌ・エー（DeNA）は、熊本県多良木町とIT人材育成事業における相互連携・協力に関する協議を進めるにあたっての基本事項を定めることを目的として、2021年8月に「IT人材育成事業に関する協定」を締結しており、対象として前年までの小学校と7月から中学校を加え、同町の小中学校全校の児童・生徒および教員に、IT人材育成に向けた支援を実施することを、7月13日に発表した。

　同社は、2021年8月の多良木町小学校教員を対象に実施したプログラミング研修を皮切りに、モデル校である小学校1校にて、小学1年生から6年生までのすべての学年に対してプログラミングの授業を行っている。

　同校の5年生・6年生に対しては、キャリア教育の一環として同社のエンジニアやプロデューサーが参加したオンライン授業を実施するなど、IT関連の職種に対しての理解を深める機会を提供した。また、IT技術の日常での活用シーンを理解する授業や、インターネットへの理解を深める啓発授業も行っている。

　2022年3月には、「たらぎクリエイティブキャンプ」と題したワークショップを2日間にわたって開催し、ゲーム作りやドローンの操縦体験、ビジュアルシンキング体験などに、町内から参加した小学生20名が参加した。

　7月からは、2021年度の実践内容に基づき、小学校全校でのプログラミング教育、およびキャリア教育支援などの授業支援を行うとともに、中学校でも技術科での授業支援およびキャリア教育の支援を予定している。