カシオ計算機、高知県教育委員会とデジタル学習支援に関する協定を締結

　カシオ計算機は、高知県教育委員会と「高知県立学校におけるデジタル学習支援に関する協定」を4月28日に締結した。

　同協定では、カシオ計算機が展開するオンライン学習アプリ「ClassPad.net（クラスパッド ドット ネット）」を用いた、県立高校および附属中学校の教育現場でのICT活用、および実践を踏まえた上での効果検証を実施する。

　共同研究を通じて得られた成果を「ClassPad.net」のアップデートに生かすとともに、ICTツールを文房具のような身近な存在として教員・生徒が有効活用する環境づくりを目指していく。

　具体的には、高知県立高等学校の7校、附属中学校の4校で「ClassPad.net」を使用し、カシオ計算機と高知県教育委員会の相互協力によって、2022年度を通じて「ClassPad.net」を用いたICT教育を実践する。5月中を目処に本格運用開始を予定しており、教員・生徒は授業や家庭学習などに「ClassPad.net」を活用するほか、期間中は教員へのアンケート調査や結果分析を行う。

　さらに、「ClassPad.net」を用いたICT教育の実践を踏まえて、最終的にどのような効果が得られたか、どのような点が期待できるかを検証。得られた結果をICTツールのさらなる有効活用に向けて、カシオ計算機・高知県教育委員会の双方が将来的な環境づくりに生かす。

　「ClassPad.net」は、パソコン・タブレット端末・スマートフォンに対応したオンライン学習アプリ。オンライン辞書機能、デジタルノート機能、数学ツールをはじめ、課題の送受信や生徒の回答の一覧表示が可能な授業支援機能といった、さまざまな機能をワンストップで活用できる。