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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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ネットで学べる通信制高校「N高」、第1期生として1593名が卒業

 角川ドワンゴ学園「N高等学校」(以下、N高)の平成30年度卒業式が3月20日に、TFTホール(東京・お台場)で開催された。2016年4月の開校時に入学した第1期生と、途中転入・編入した生徒をあわせ、計1593名が今回卒業した。

 N高は、ドワンゴとKADOKAWAの経営統合で誕生したカドカワ株式会社が設立母体となり、2016年4月に開校された通信制高校。デジタルネイティブ世代にとっての最適な学びの環境を目標にネットで学べる高校として設立され、全生徒がVRゴーグルを装着して参加した「VR入学式」でも世の注目を集めた。

 「多様な時代には多様な学びを」という方針のもと、高校卒業のための必修授業に加え、就職・大学受験・海外留学といった生徒の進路に合わせた柔軟なカリキュラムを提供している。すべてがオンラインで完結する「ネットコース」と、コーチングによる手厚い指導やプロジェクト学習が特徴の「通学コース」の2つから現在選択できる。通学コースは2017年4月から開設され、2019年4月には全国11都市までキャンパスを増設するなど、拡大を続けている。全生徒数は2019年2月時点で7875名。2019年4月からは対象年齢を広げて「N中等部」も開校する。

 卒業式は、会場の様子をニコニコ生放送でライブ配信する「ネット卒業式」として行われ、当日会場に来れない生徒は同放送の視聴やコメント投稿を通して出席した。

 卒業生一人ひとりが壇上で学校長から直接受け取る卒業証書の授与は、ステージ後方に設置された大型スクリーンに卒業生の名前と顔、本人や視聴者のコメントが映し出され、個々の個性を最大限に尊重した形で行われた(来場者のうち希望者のみ)。

一人ひとりが主役となる形で行われた卒業証書の授与。塩谷敬加(えんや・のりか)さんは、卒業生代表の答辞も務めた
一人ひとりが主役となる形で行われた卒業証書の授与。塩谷敬加(えんや・のりか)さんは、卒業生代表の答辞も務めた

 また、ネット参加の生徒を代表して、アメリカのシリコンバレーに留学している佐々木雅斗(ささき・まさと)さんがビデオチャットで会場とつながり、「遠隔参加ロボ 通学コース」のトライアル授業で利用されている遠隔操作ロボット「ANA AVATAR(Beam Pro)」を用いて、卒業証書を受け取った。

佐々木雅斗(ささき・まさと)さん。これからの目標として「自分の好きなものだけでなく、これから好きになるものや自分と異なる価値観と繋がれるような新しいサービスを考えたい」とコメント
佐々木雅斗(ささき・まさと)さん。これからの目標として「自分の好きなものだけでなく、これから好きになるものや自分と異なる価値観と繋がれるような新しいサービスを考えたい」とコメント

 学校長の奥平博一氏は式辞として、第1期生がN高の礎を築いてくれたことに感謝するとともに、これから社会に出ていく卒業生に対し、「人にどう思われるかではなく、本当に自分がやりたいことのために時間を使うことが大切であり、それによって本当の仲間が身の回りに増えてくる」「一人ひとりが大切な存在であり、また世の中で大切なものは目に見えないことも多々あるが、それを感じられる人になって欲しい」「皆が目指すゴールは個々に異なるが、共に過ごした多くの仲間が全国にいることを忘れないで欲しい。N高の卒業生として胸を張ってもらえるように、我々も一丸となって挑戦し続ける」というメッセージを伝えた。

学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校 校長 奥平博一(おくひら・ひろかず)氏
学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校 校長 奥平博一(おくひら・ひろかず)氏

 理事長の山中伸一氏に加え、来賓として元文部科学大臣の伊吹文明氏、iPS細胞の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授(ビデオメッセージ)が祝辞を贈り、「自分の価値観をしっかりと持ちつつ、他者にも寛容であること」「既成概念にとらわれず、挑戦者であり続けること」の大事さを説いた。他にも多くの関係者から、卒業を祝福するビデオメッセージが寄せられた。

 また、サプライズ演出として、N高の本校がある沖縄出身のDA PUMPが生中継で祝辞を贈り、卒業生からの質問に答える場も用意された。「やりたいことや好きなことの追求」「夢を持って生きていくこと」「自分が打ち込めることを早く見つけて、やり続けること」の重要性を強調した。

 さまざまな分野で活躍したN高生に対しては、特別表彰が行われ、記念品としてクリスタルトロフィーが贈呈された。表彰されたのは、以下の8名。

  • 鈴木颯人(すずき・はやと)さん、山田陽大(やまだ・はるた)さん:N高起業部第一期生で起業第一号として「株式会社Easy Go」を創業
  • 白鳥優季(しらとり・ゆうき)さん:東京から鹿児島県長島町に移住し、リモートで授業を受ける傍ら、農業や水産業を手伝い地域活性化に貢献。勇気をもって移住した積極性に対し
  • 相原翼(あいはら・つばさ)さん:第18回アジア競技大会ジャカルタ・パレンバン「ウイニングイレブン 2018」eスポーツ 金メダリスト。eスポーツにおける優秀な活躍を称え
  • 清水郁実(しみず・いくみ)さん:第30回国際情報オリンピック 銅メダル、第12回アジア太平洋情報オリンピック 銅賞
  • 冨樫真凜(とがし・まりん)さん:海外大学国際教育プログラムを活用し、スタンフォード大学やオックスフォード大学のサマープログラムに参加。N高のプログラムを最大限に活用した積極的な行動力に対し
  • 足立素音(あだち・もとね)さん:2017年度未踏ジュニアに採択。IT企業へのインターンシップや文化祭の実行委員として活躍
  • 竹内けい(たけうち・けい)さん:88歳の最高齢N高生。今後は大学に進学

特別表彰されたN高生たち(竹内けいさんは今回表彰に参加できず)

特別表彰されたN高生たち(竹内けいさんは今回表彰に参加できず)

 式終盤には、全卒業生1593名の氏名とともに思い出のシーンや各キャンパスからのメッセージなどがエンドロールとして10分超にわたり上映され、卒業式を華やかに締めくくった。

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