25年卒学生、本選考へのエントリー予定平均は文系が14.5社、理系が9.7社で、理系学生は厳選傾向【エン・ジャパン調査】

　エン・ジャパンは、同社の運営する新卒学生向けスカウトサービス「iroots」が、2025年に卒業予定の大学生／大学院生を対象に実施した、「就活の状況」に関するアンケート調査の結果を2月29日に発表した。同調査は、1月10日～22日の期間に行われ、716名から有効回答を得ている。

　調査対象者に、本選考にエントリーした（予定している）企業数を尋ねたところ、文系の平均は14.5社、理系の平均は9.7社だった。文系・理系はどちらも「1～5社」（文系：28.2％、理系：38.7％）がもっとも多かったものの、理系はより厳選傾向であることが明らかになっている。

　本選考にエントリーする上で重視することを尋ねた質問（複数回答）において、文系と理系でもっともポイントに開きがあったのは「理念やビジョンに共感したから」で、文系が12.8ポイント高い。

　現在の内定保有数としては、文系の34.1％（1～3社：32.5％、4社以上：1.6％）、理系の43.9％（1～3社：40.6％、4社以上：3.3％）が内定を得ていることがわかった。

　すでに内定を得ている人に、現在の内定承諾状況を尋ねたところ、「内定承諾はしたが就活を続けている」が39.4％を占めている。

　同じく、すでに内定を得ている人に、内定承諾先の企業とはじめて接点を持った時期を尋ねた質問では、文系・理系どちらも「2023年4～6月」（文系：35.7％、理系：35.6％）が最多となった。

　現在の志望業界としては、「メーカー」（37.7％）がもっとも多く、文系・理系どちらも1位となっている（文系：32.1％、理系：50.9％）。2位は、文系が「商社」（25.2％）、理系が「通信・システム・ソフトウェア」（31.6％）だった。