菅公学生服は、毎月最終火曜日に結果を発信している調査レポート「カンコーホームルーム 」Vol.215において、「学校制服の必要性」の調査データを12月26日に公開した。同調査は、全国の中学・高校生1200名に対して、7月に行われている。
調査対象者に、学校制服はあった方がよいと思うかを尋ねたところ、「あった方がよい」（45.8％）と「どちらかと言えば、あった方がよい」（37.6％）を合わせた割合が、8割超を占めた。男女別でみると、「あった方がよい」という回答は男子（40.7％）よりも女子（51.0％）の方が10ポイント以上高い。特に女子は、「どちらかと言えば、あった方がよい」（38.2％）を合わせると、学校制服を必要とする割合は約9割に達している。
学校制服のよいと思う点を尋ねた質問（複数回答）では、「学生らしく見える」（男子51.8％、女子66.5％）、「毎日の服装に悩まなくてよい」（男子42.7％、女子66.2％）という回答が上位となった。以下、「どこの学校か一目で分かる」（男子33.5％、女子44.2％）、「服装による個人差がでなくてよい（平等である）」（男子27.2％、女子38.5％）、「きちんとした気分になる」（男子26.5％、女子27.2％）、「冠婚葬祭にも着られる」（男子19.8％、女子30.5％）が続いており、「日本が誇れるファッション文化である」（男子12.7％、女子19.7％）という回答もみられる。
学校制服に必要だと思うこととしては（複数回答）、「動きやすさ」（男子52.8％、女子58.7％）、「暑さ寒さに対応して快適である」（男子48.7％、女子62.3％）、「デザインのよさ」（男子40.8％、女子66.3％）を挙げる回答が多い。さらに、「丈夫さ・耐久性」（男子50.2％、女子49.7％）、「家庭で洗濯できる」（男子41.2％、女子54.2％）、「着心地・肌触りのよさ」（男子39.5％、女子52.2％）、「汚れにくい・汚れが目立たない」（男子41.5％、女子50.0％）がそれに続いている。とりわけ女子は、学校制服に必要だと思うことの割合が男子中高生と比較して、高くなる傾向がみられた。また、「性別に関わらず着たい制服が選べる」（男子21.0％、女子52.8％）という回答は、女子の方が男子よりも30ポイント超高くなっている。
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