NewsPicks Educationの魅力
ソーシャル型オンラインニュースサイトである「NewsPicks」を学校で使いやすくしたものが「NewsPicks Education」です。NewsPicksの特徴である「シェア」や「フォロー」「コメント」などのSNS的な機能を、学校ごとに閉鎖された環境で活用できます。
一般的なニュースサイトのコメント欄は、必ずしもマナーがよいとは限らず、偏った意見を押し付けたり、煽ったりする場合も多いので、子どもたちに使わせるには難しい面があります。
NewsPicks Educationで子どもたちが共有したニュースは、外部には公開されず、学校内だけに公開されます。子どもたちが投稿したコメントは一般ユーザーからは見えませんが、子どもたちは一般ユーザーが共有したコメントを見られます。ニュースに対する意見交流を安全な閉鎖空間で楽しみながらも、同じニュースに大人がどのような考えを述べているのかを確認できるのがNewsPicks Educationの魅力です。
活用を始めたきっかけ
私は朝の会の指導がとても苦手で、健康観察と連絡事項の伝達だけで終わることがほとんどでした。朝のスピーチ的なことをやったこともありますが、今ひとつ効果的に進めることができていないと感じていました。前日の出来事の紹介や、友だちの良いところ探しなど、いろいろなテーマで取り組んできましたが、最終的にはマンネリ化してしまうのです。最初は「昨日は○○をして、楽しかったです。」「○○さんが、△△していました。すてきだと思いました。」など、ネタに困ることはないのですが、2カ月ほど続けていると、子どもたちもネタが尽きてしまいます。みんながそれほど変化に富んだ生活をしているわけではないので、同じようなことばかり話すようになりがちです。
そうなると、スピーチのテーマを変えることになりますが、そのテーマのネタもそのうち尽きてしまいます。低学年のうちは全員の前で話す機会を増やすだけでも意味があるので、ワンパターンなスピーチになっても継続する価値があります。しかし、高学年になるとそれだけでは物足りません。スピーチ活動がマンネリ化するたびに自分の指導力のなさを痛感していました。
あるとき、千葉県の中学校の先生が、教室でNewsPicksを活用している事例を目にしました。交流のある先生だったので詳しく聞いてみると、学校専用のNewsPicks Educationというサービスがあることを教えてくださいました。私は直感的に「これはいける」と判断し、すぐに朝の会で活用することにしました。