「Flipgrid」から「Flip」へ、そして日本語対応
「Flip」はMicrosoftが提供する動画を使ったソーシャルラーニングサービスです。以前は「Flipgrid」というサービスでしたが、2022年6月に「Flip」に改名されました。それに伴いユーザーインターフェースや機能にも若干の変更が施されました。
2023年にFlipは日本語に対応し、日本のユーザーにとっても使いやすくなりました。この記事では、Flipの日本語化によってどのようなメリットがあるのかを説明します。また、これからFlipを始めるための手順や、Flipを学校で活用するためのヒントや事例を紹介します。
Flip日本語化のメリットと注意点
Flipは英語のままでも直感的に操作できたのですが、それでも英語表記だと使い始めるためのハードルは高くなります。そのため、Webブラウザの翻訳機能を使って日本語化して使う事例が多くありました。しかし、ページを翻訳したままの状態で動画をアップロードすると、しばしばエラーが発生します。実際に、私の元に寄せられた問い合わせのほとんどは、日本語化を停止することで解決しました。
Flipが正式に日本語対応したことで、ブラウザで日本語化する必要がなくなり、エラーも発生しなくなりました。
残念なことにFlipの日本語化は翻訳サイトを通したような直訳表現が多いようです。例えば「Flip」は「反転」と表示されます。また共同管理者の招待は「共同潜在顧客の招待」と訳されています。以前からFlipを使っている人であればなんとなく察することができますが、これから使う人にとってはなんのことかさっぱりわからないでしょう。しかし、これらの誤訳は今後改善されていくはずです。