全国の教育委員会や学校に向けたDX支援や教材開発、広報支援を行う国際エデュテイメント協会は、小学生から中学生を対象とした情報活用能力を診断できるツール「ジョーカツ」をリリースしたことを、8月23日に発表した。
GIGAスクール構想によって1人1台端末が全国の公立小中学校に整備され、PC・タブレットなどのICT端末とオンライン活用を基本とした教育スタイルが定着しつつある。
「ジョーカツ」は、小学生から中学生までの教育課程においてPCやタブレット、インターネット活用を軸とした情報活用能力を診断できるツール。診断は、文部科学省が提示する情報活用能力体系表例に基づき、情報活用能力における3つの大枠(基本操作、問題解決・探究スキル、情報モラル・セキュリティ)で構成されている。全28問の質問に回答すると、回答内容に応じて診断結果およびキャラクターが表示される。
「ジョーカツ」が提供するサービス内容は以下の通り。
- 「ジョーカツ」の診断ツール提供
- クラス、学校、自治体単位での集合データレポーティング
- 自治体向け教育DXコンサルティング
- 情報活用能力診断結果に基づいた研修企画・実施
今回、国際エデュテイメント協会は「ジョーカツ」を活用した無償での実証プロジェクトを実施する。
実証内容は以下の通り。
- 最大1自治体につき1000名までを対象に無償ジョーカツを利用(小学5年~中学3年)
- ジョーカツでの診断結果をもとにした定量データ分析レポーティング
- 診断結果に基づいたICT活用研修の企画・実施(1回分)
- 全国学力学習状況調査 質問紙でのICT活用に関する活用度合いの変化効果測定
実証プロジェクトの申し込みは、同社Webページの問い合わせより行う。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア