学校教育向けにICT利活用を支援するチエルは、語学4技能学習支援システム「CaLabo MXをVer.4.1にバージョンアップしたことを、8月21日に発表した。既存機能の「英語力自己評価」に3つの英語力を客観的に測定する小テストが追加された。
「CaLabo MX」は、語学の「読む、書く、聞く、話す」の学習に特化したクラウド型のシステムで、ノートPCやスマートフォンなど可搬性のあるモバイル端末で利用できるのが特徴。シャドーイングやディクテーション、語彙テストなどの授業運営に必要な機能に加え、教員にとって使いやすい操作性が授業進行をスムーズにする。
「英語力自己評価」では、学習者は9つの観点・83項目で構成される設問に答えるだけで、自分の英語力を可視化できる。
今回チエルは、自己評価実施後に「語彙力」「文法力」「総合力」の3つの英語力を客観的に測定する小テストを追加した。
小テストの出題形式は以下の通り。
- 「語彙力」:7段階のレベルに沿って出題される単語の意味を5つの選択肢から選択する
- 「文法力」:文章に合う英訳を選択肢から選び、更にその回答に対する学習者の「自信度」を5段階で選択する
- 「総合力」:文章中の空欄に適切なものを選択肢から選択する
小テストの詳細な回答結果はCSVファイルでエクスポートが可能。特に学習者の自信度も測定する「文法力」のテストでは、「自信がなかったが正解していた」「自信があったのに不正解だった」問題も把握できる。学習者はその後の学習で何に重点を置くべきかなどの学習の指標に、教員はその後の授業でどの文法用法や語彙のポイントを解説すればよいかなど、指導をより明確にできるのも特徴。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア