SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

次回のオンラインセミナーは鋭意企画中です。準備が整い次第、お知らせいたします。

EdTechZineオンラインセミナー

EdTechZineオンラインセミナー

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

教育現場でのICT活用事例紹介(小学校) (AD)

本より手軽、インターネットより正確! デジタル百科事典の活用で「調べ学習」が深まる

海南市立亀川小学校「ブリタニカ・スクールエディション」導入事例

 総合的な学習の時間をはじめ、国語や社会など、さまざまな授業で取り入れられている「調べ学習」。GIGAスクール構想により1人1台の端末が整備されたことで、インターネット上の広大な情報を活用した調べ学習も多くの場面で行われるようになった。しかし、インターネットにあふれる膨大な情報の中から小学生が正しい情報を見極めることは難しい。こうした情報の精度を問う際、デジタル百科事典を活用することで情報の裏付けが可能になる。和歌山県海南市立亀川小学校では卒業制作として、2022年度の6年生が下級生に向けて「本」「インターネット」、そしてデジタル百科事典「ブリタニカ・スクールエディション」を活用する調べ学習のガイドブック作りに取り組んだ。授業を行った同校の教諭である井戸壮太氏に、詳しい授業内容から児童・教員の気づき、効果などを聞いた。

課題はインターネットで情報を集めた「その後」にあった

 「これまでの調べ学習では、インターネットでたくさんの情報を集めただけで満足してしまい、内容の精査をせず、中身の濃いまとめを作った『つもり』になっていました」と話すのは、海南市立亀川小学校の教諭である井戸壮太氏だ。

 井戸氏は、2022年度から「メディア創造力」をテーマに授業開発と研究を行う「D-project」に参加し、オンラインデータベースを授業に活用するプロジェクトで研究を行ってきた。その中で、デジタル百科事典「ブリタニカ・スクールエディション」を知り、これまでの調べ学習が抱える課題に気づいたという。

 「インターネット上の膨大な情報からたくさん情報を集めるものの、それが果たして本当に正しい知識なのか、子どもたちがちゃんと理解しているのかといった点を、きちんと振り返ることができていませんでした」と、井戸氏は述べる。そこで、正しい知識を得られるブリタニカ・スクールエディションを活用し、新たな調べ学習の授業計画に取り組んだ。

海南市立亀川小学校 教諭 井戸壮太氏
海南市立亀川小学校 教諭 井戸壮太氏

 まずは1つのテーマについて、インターネットとブリタニカ・スクールエディションでそれぞれ情報を調べるところから、新たな調べ学習はスタートした。

 「授業ではまず、インターネットでは正しい情報を調べられるのか、ブリタニカ・スクールエディションであればどのような情報を得られるのかを考えます。そしてそれぞれができることを比較し、ベン図を使って分析するところから始めました」(井戸氏)

低学年から楽しく活用できる「ブリタニカ・スクールエディション」

 ブリタニカ・スクールエディションは、各分野の専門家によって執筆されたデジタル百科事典だ。

 小中学校の学びに即した16万以上の項目があり、テキストだけでなく写真や動画、図表やイラストのほか、厳選された外部サイトへのリンクも用意されている。正しく安全な環境下で、児童生徒の調べ学習をサポートする。

「ブリタニカ・スクールエディション」
「ブリタニカ・スクールエディション」

 クリックだけの簡単操作で情報を閲覧できるほか、「もっと調べる」機能でさらに情報を深掘りすることも可能。「先生用ガイド」には、授業で使える学習指導案なども用意されており、幅広い学習活動で活用できる。Webブラウザ上で動作するので、OS・端末を問わず利用でき、汎用性が高い点もメリットだ。

読み仮名がふられており、低学年から利用できる(井戸氏がD-projectで発表した資料より引用、以降の画像も同様)
読み仮名がふられており、低学年から利用できる(井戸氏がD-projectで発表した資料より引用、以降の画像も同様)

次のページ
自分たちの調べ学習のノウハウを、後輩に引き継ぐ

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

教育現場でのICT活用事例紹介(小学校) 連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

相川 いずみ(アイカワ イズミ)

 教育ライター/編集者。パソコン週刊誌の編集を経て、現在はフリーランスとして、プログラミング教育やICT教育、中学受験、スマートトイ、育児などの分野を中心に、取材・執筆を行っている。また、渋谷区こどもテーブル「みらい区」を発足し、地域の子ども達に向けたプログラミング体験教室などを開催している。一児の...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


森山 咲(編集部)(モリヤマ サキ)

EdTechZine編集長。好きな言葉は「愚公移山」。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


提供:ブリタニカ・ジャパン株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事をシェア

EdTechZine(エドテックジン)
https://edtechzine.jp/article/detail/9666 2023/08/02 10:00

おすすめ

記事アクセスランキング

記事アクセスランキング

イベント

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

記事アクセスランキング

記事アクセスランキング