東京都品川区は、新型コロナウイルス感染症やロシアによるウクライナ侵略の影響で食材費が高騰している中、これまで通りの栄養バランスや量を保った学校給食を実施できるよう、9月より食材費の一部を負担し、保護者負担の軽減を図ることを、8月30日に発表した。
新型コロナウイルス感染症やロシアによるウクライナ侵略などに伴う物価高騰により、学校給食の食材費にも影響が出ている。現在、保護者から徴収している給食費では、これまで通りの栄養バランスや量を保った学校給食の提供が難しい状況となった。本来であれば保護者が負担することになるが、各家庭も物価高騰などの影響を受けているため、保護者負担額の増加も好ましくないと考えられる。
そこで同区は、食材費の高騰分を負担することにより保護者の負担を軽減するほか、これまで通りの栄養バランスや量を保った安心安全な区立学校の学校給食水準を維持する。
学校給食費補助事業の概要は以下の通り。
- 学校給食費補助の対象:同区立学校に通学する小学生1万7500人、中学生5200人
- 予算額:4581万3000円(小学生=一食あたり15円/中学生=一食あたり20円)
- 事業開始日:9月以降(2学期・3学期)
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