Classiは、同社の提供する小中学校向け保護者連絡サービス「tetoru(テトル)」の集金機能が、千葉県八千代市立大和田中学校に導入されたことを6月24日に発表した。

大和田中学校では、かつて銀行振り込みによる集金を行っていたものの、未納などへの対応の観点から手集金に切り替えた。しかしながら、同校は生徒数約900名を抱える大規模校のため、学校で教員が現金を徴収・確認するプロセスで管理に大きな工数が発生していた。あわせて、生徒が通学時に大きな金額を所持し、それらを校内で保管することを考慮すると、より安全・安心で、効率化された集金手段が求められていた。
同校における「tetoru」の導入は、2025年度から「tetoru」に集金機能が追加されたこと、および同校が前年度から「tetoru」の連絡機能を利用していたことを受けて決定されている。
同校では現在、全校生徒の約8割が「tetoru」の集金機能を利用している。一部で手集金の併用はあるものの、集金業務にかかる時間は従来の約2割にまで削減され、業務効率が向上した。担任教員の集金に係る工数だけでなく、取りまとめを行う主任の教員にとっても負担の約4分の3が軽減。教員が、授業準備や生徒とのコミュニケーションにより多くの時間を割けるようになっている。さらに、手集金分と振り込み分をCSVで簡単に突合できるようになり、管理が容易になったという。

「tetoru」は、「手と手をとりあう」をコンセプトに2022年4月にリリースされた、小中学校と保護者をつなぐコミュニケーションツール。学校現場の業務効率化と教育の質向上を目的に開発され、学校と保護者の連絡機能は無料で利用可能となっている。有償オプションとしては教育委員会から保護者への一斉連絡機能があり、4月から集金機能が用意されている。
集金機能の特徴としては、生徒の保護者がオンライン上で簡単に口座を登録でき、現金管理の不安を解消しペーパーレス化を実現する。全国ほぼすべての金融機関に対応するため、保護者は新規口座を開設することなく、普段利用している金融機関を選択できる。また、引き落とし前の事前通知機能により入金忘れが防げるほか、未納時には迅速に督促通知が行われる。学校側にとっては、金融機関との連携による集金業務の効率化だけでなく、結果消込も自動化されるため、教職員の確認作業を大幅に削減できる。
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