HelloWorldは、同社の提供する世界の教室をつなぐ英語学習・国際交流プラットフォーム「WorldClassroom」において、教育現場向けのAI英会話機能（β版）を4月17日にリリースした。さらに、同サービスの無償トライアル導入校を募集するとともに、4月23日からは毎日オンライン説明会を開催する。
今回リリースされたAI英会話機能は、AIキャラクターとの即興的なやりとりを通じて、児童生徒の「話す力」を大幅に向上させることを目指してリリースされた。同機能は、文部科学省が推進する「令和6年度 小・中・高等学校を通じた英語教育強化事業」にも採択されている。
「WorldClassroom」は、AIスコアリングを搭載したスピーキング練習機能で英語の音読やプレゼン練習を行い、英語4技能5領域を効果的に高められる。世界中の同世代との国際交流を実現して、児童生徒の英語学習へのモチベーションを向上させる、オンライン国際交流機能も備えている。
AI英会話機能（β版）では、さまざまなテーマについてAIと即興的な「やりとり」を行うことによって、児童生徒の「話す力」「聞く力」を向上させられる。AIが相手なので、児童生徒は失敗を気にすることなく英会話に取り組むことができる。あわせて、教員の負担が大きい「やりとり」の評価をAIが補助することで、英語の発話量を飛躍的に増加させ、英語の成績向上につなげられる。
オンライン国際交流機能による海外の同世代との交流に先立って、本番を想定して同機能を活用すれば、より実践的な英語力を習得できる。
また、「WorldClassroom」は月額数百円程度で利用でき、コストパフォーマンスに優れたサービスとして予算の限られた学校・自治体でも効果的に導入できる。英語教育に力を入れたいという思いはありつつも、財源の確保が難しくALT配置の予算が削減されるといった、財政的な制約の中で導入を決めた自治体もあるという。
同社はすべての子どもたちに対し、海外短期留学と同等の「多様性」に触れる教育機会（国際交流機会）を提供することを目指している。「WorldClassroom」の活用で、英語学習だけでなく異文化理解やグローバルマインドの育成にも貢献し、児童生徒は実践的な英語を学びつつ、グローバルな視点を養える。
同社は経済産業省「探究・校務改革支援補助金2025」にも採択されており、現在、「WorldClassroom」の無償トライアル導入校を募集している。利用期間は2026年3月31日までで、導入校は今回リリースされたAI英会話機能も期間限定で試せる。また、4月23日からはAI英会話機能のデモンストレーションを含む、「WorldClassroom」のオンライン説明会を毎日開催する。
そのほか同社は、「令和6年度 小・中・高等学校を通じた英語教育強化事業」を通じて、全国のモデル校約300校のうち約25％（約70校）の学校と、「WorldClassroom」を活用した実証研究を4月後半に開始する予定となっている。約1.3万人の児童生徒を対象に、AI英語活用リーダーとなる教員と連携・協力して、それぞれの自治体の特色・実情にあわせたAI活用による英語教育の先進事例を創出していく。
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