COMPASSは、「「教育 DX を支える基盤的ツールの整備・活用事業」(文部科学省 CBT システム(MEXCBT)の拡充・活用推進事業)~MEXCBT データ等の教育データの活用に向けた実証研究~」において、滋賀県長浜市とデータ連携を行っていくことを、3月25日に発表した。同実証研究では、COMPASSが提供している学習eポータル+AI型教材「キュビナ」の学習データを長浜市の教育ダッシュボードへ連携し、教育データ利活用に向けた検証をしていく。

GIGAスクールの1人1台端末環境において、さまざまなデジタルサービスの導入・活用が学校現場で進み、教育データの利活用が次なるテーマとして注目される中、同社はこれまで子どもたちの「個別最適な学び」の実現のため、子どもたちを中心としたサービスの垣根を越えた連携に積極的に取り組んできた。
その実例として「MEXCBT」、デジタル教科書、校務支援サービスの「C4th」や「ツムギノ」、教育プラットフォーム「まなびポケット」との連携や、高知県や奈良市が保有する、自治体独自のデータ利活用基盤との連携を実現してきた。
そうした取り組みのひとつとして、この度「キュビナ」の学習データを長浜市の教育ダッシュボードへ連携し、文部科学省の教育データの活用に向けた実証研究に参画することとした。
学習データの連携は、学習者を取り巻く教育データが、学習者自身にとってより便利で効果的かつ安全に利活用されるよう、自治体・学校・専門家とも連携し、法令やシステム的なセキュリティ・安全性を確保しながら取り組んでいく。
連携予定の「キュビナ」の学習データについては以下の通り。
1.日々の学習活動で蓄積される膨大な学習データ
教育データ利活用には、日々の学習データが必要不可欠となる。「キュビナ」は全国の自治体・学校で日々の学習活動に積極的に活用されている。今回の連携では、長浜市の一部小中学校で試験的に導入される「キュビナ」の学習データが連携される予定。
2.詳細で多様なデータ項目
一般的な教育サービス間の連携では、連携される項目が限定的であることが課題となることもあるが、「キュビナ」の保有する多様で細かい学習データ項目を連携できる。
連携されるデータ項目の例として、児童生徒の1問ごとの
- 正誤/解答内容(テキスト・手書き解答データ)
- 解答にかかった時間/解説を読んでいる時間
- 習熟度スコア
- 問題におけるメタデータ
などが予定されている。
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