三谷商事は、学習分析システム「CampusLA」を開発・発売したことを、3月18日に発表した。「CampusLA」は、教育現場におけるデータ活用を革新し、学習の質を向上させることを目的としている。

コロナ禍でeラーニングの利用が進み、これに伴い多くの学習履歴データが蓄積された。一方で、学習の支援に活用できる学習履歴データは活用されていなかった。現在は、この蓄積されたデータを活用して学習者へのフィードバックや可視化を行うLA(ラーニングアナリティクス)が注目されている。
このような背景の中「CampusLA」では、複数の学習管理システム(LMS)や学内システムからxAPI形式(もしくはcsv)データを取り込み、学習者の学習データを収集・分析し、個々の学習進捗や理解度を図やグラフでわかりやすく可視化できる。

学習者は可視化されたデータから自身の特徴を把握し、自律的に学習に取り組むことが期待できる。また、教員は従来の経験に頼った教育プランから脱却し、データにもとづく改善策の立案が可能となり、フォローが必要な学習者に対して最適なタイミングでのフォローを実現する。
初期導入事例となった大学の教員からは、「学習者一人ひとりの理解度を把握しやすくなり、個別指導が効果的に行えるようになった」との声が寄せられた。また、学習者からも「自分の学習進捗が一目でわかり、モチベーションが向上した」との評価を得ている。
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