フルノシステムズは、高砂市教育委員会の教育ICT整備において、同社の業務用無線LANアクセスポイント「ACERA(アセラ)」が採用されたことを、3月7日に発表した。「ACERA」の導入により、授業の進行を妨げない安定した無線通信環境を構築し、児童生徒が1人1台端末を活用するためのネットワーク基盤を整えた。

高砂市教育委員会では、児童生徒向けの1人1台学習用端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備する国の政策「GIGAスクール構想」に基づき、2020年度にLTEをネットワーク基盤とする教育ICT整備に着手した。しかし、オンラインを活用した授業の推進といった背景や、それに伴う通信環境の課題を考慮し、2022年度にWi-Fiを基盤とするネットワークの整備に着手。2023年度には市内の小学校6校、中学校10校すべての普通教室と特別教室に無線LANアクセスポイントの設置が完了した。
児童生徒が1人1台所持して使用する学習用端末にはChromebookを採用している。学習用端末活用授業の円滑な進行を支える通信インフラとして同社のWi-Fi6準拠の無線LANアクセスポイント「ACERA 1310」を導入し、ネットワークを構築した。ICTを活用した授業を積極的に実施することで、子どもたちの学習に対する意欲の向上や主体的な学びの育成につながっている。
現在は、市内小中学校16校の普通教室と特別教室に合計約500台の「ACERA 1310」を設置して校内無線LANを構築している。「ACERA」には無償保証期間(標準5年、有償延長により最大7年)があり、万が一の故障時にも先出しセンドバックの機器交換サービスを受けられるため、運用の面でも安心して導入・使用できる。

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