mugendAIは、大学入試過去問の添削をAIで自動化する新サービス「カコテン」を正式にリリースしたことを、3月5日に発表した。

「カコテン」は大学入試過去問の採点&添削を自動化するAIサービスで、従来の人の手による添削に比べて大幅な時間短縮と労力削減を実現する。また、迅速なフィードバックや一貫した評価、学習サポート機能などの特徴を備えている。

受験生にとって大学入試過去問の演習は志望校合格にとって不可欠なものだが、指導者にとっては複雑な記述式問題の採点、添削について「添削にかかる手間が膨大で手が回らない」「添削結果を返却するまでに時間がかかる」「添削者によって添削の品質にばらつきが出る」という課題があった。
これらの課題を解決するため、同社は「カコテン」を開発した。「カコテン」を通じて、学生の学習環境向上および教員の働き方改革へ貢献していく。
「カコテン」のおもな特徴は以下の通り。
迅速なフィードバック
従来の手作業による添削は返却にかなりの時間がかかっていたが、「カコテン」を利用することで即時的な結果の確認が可能となる。
コスト削減
従来の過去問添削は人手による作業が必要で、人件費が大きな負担となっていた。AIを活用することで添削作業を自動化し、大幅なコスト削減が可能となる。
一貫した評価
従来の添削では、学習塾ごとの基準の違いや、添削担当者の裁量によるばらつきのため、添削の一貫性や客観性について課題があった。しかし、AIを活用することで画一的な添削を実現し、一貫性のある正確な評価が可能となる。
学習サポート機能
蓄積された過去の学習データを活用し、間違えた箇所の解説や改善点を自動で提示できる。これにより、単に演習を行うだけでなく具体的な復習ポイントが明確になり、過去問演習の効果が一層高まる。
「カコテン」の使い方は以下の通り。
ステップ1:答案用紙のダウンロード

- 「カコテン」専用の答案用紙をダウンロード&印刷
- 印刷した答案用紙を用いて実際に過去問演習
ステップ2:答案のアップロード

- 解答済みの手書き答案をスマホで撮影
- 「カコテン」の画面にアップロードして添削を実行
ステップ3:AI添削の実施

- 30秒後に、AIが自動で添削結果を返却
-
詳細なフィードバックを確認し即復習
- 合計得点/大問別得点
- 問題ごとの減点箇所/理由
- 添削コメント
- 添削結果は「カコテン」でいつでも振り返り可能
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア