チエルは、クラウド型授業支援システム「CaLabo Cloud(キャラボ クラウド)」を3月にリリースする。

「CaLabo(キャラボ)」シリーズは、ハイブリッド型語学学習で高校・大学DXを推進する授業支援システム。多様な学びに対応したシステムと製品間連携によって、シームレスに学べる環境を提供している。
近年、高校・大学のICT環境においてはクラウドの活用が急速に進み、教育現場では場所や時間にとらわれない柔軟な学習環境の提供が求められるようになった。とりわけ、新型コロナ禍以降にハイブリッド授業の導入やBYOD化が進んだことで、クラウド型の授業支援システムの需要は一層高まっている。
そういった状況を受けて、変化する市場ニーズに対応すべくBYOD対応のオンライン授業支援システム「CaLabo Online(キャラボ オンライン)」をリニューアルし、エージェントレスかつクラウドベースの授業支援システム「CaLabo Cloud」として新たにリリースする。
従来の「CaLabo Online」では、利用にあたってエージェントプログラム「CaLabo Agent」が必要であり、セットアップや初回利用までのハードルが高かったが、リニューアルされた「CaLabo Cloud」ではエージェントレス化を実現している。従来は学習者モニター、URL一斉送信、メッセージ送信、グループ会話、インカムといった機能を活用する際に必要だったエージェントのインストール作業の負担が大幅に削減され、すぐに利用を始められる(操作ロック機能の利用には「CaLabo Agent」のインストールが必要)。
なお、これまで通りエージェントをインストールしての利用も可能であり、教育機関の環境やニーズに合わせて柔軟な運用を選択できる。
あわせて、「CaLabo Cloud」はLTIツールとして「Moodle」とシームレスに連携し、クラス情報や履修者情報を「Moodle」から取り込める。これにより、教員はクラス設定の手間が省け、授業準備への集中が可能になる。また、「Moodle」からのシングルサインオンによって、生徒・学生は複数のシステムにログインする煩わしさから解放され、スムーズに授業へ参加できる。

さらに「CaLabo Cloud」で作成したアンケートや小テストなどの課題を、「Moodle」から直接起動することも可能なので、教員は「Moodle」経由で課題を一元的に配信できるようになり、学習管理の効率化が図れる。また、今後は学修履歴の連携も予定している。
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