Progressは、高等学校向けの探究型学習プログラム「経済探究講座」を、探究授業の構成に悩む高等学校へ提供開始することを、3月3日に発表した。同講座は生徒が社会や経済の現実的な課題に向き合いながら、主体的に考える力や探究心を養い、課題解決力や協働力を高めることを目的としている。

同講座では現代社会における経済・ビジネスの重要なテーマを取り上げ、課題解決力や協働力を育むための実践的なノウハウ、カリキュラム、授業を提供する。具体的には、生徒が企業経営のシミュレーションを行うケーススタディ、データ分析を活用した市場調査、政策提言を行うディスカッション形式のワークショップなど、多様な学習アプローチを取り入れている。
「経済探究講座」の特徴は以下の通り。
リアルな社会課題をテーマに学ぶ
「スポーツと地域経済の活性化」「SNSマーケティングと企業戦略」など、社会で実際に議論されるテーマをもとに探究する。
実践的なカリキュラム設計
1つのテーマを50分×2コマ×2回(合計200分)で完結する設計を基本としている。授業では、事例分析やグループディスカッション、プレゼンテーションを組み合わせ、生徒が主体的に学べる構成になっている。
導入後の効果
同講座を導入した学校では、生徒の問題解決力、論理的思考力、プレゼンテーション能力が向上し、進学やキャリア形成で高い成果が期待できる。選べる講座形式学期単位での採択や短期集中講習など、学校のニーズに応じたプログラム設定が可能。授業は、同社への委託型(同社が授業を担当)、各学校での運用型など(ノウハウ、素材の提供)相談に応じて開講できる。
生徒評価例の導入
同講座では、生徒の探究プロセスを評価するため、レポート提出やプレゼンテーションを通じて学習成果を可視化する仕組みを採用。「ルーブリック評価表」を作成している。

なお同社では、同講座の導入を希望する学校向けに詳細なカリキュラムの案内や個別相談を行っている。導入には同社Webサイトからの問い合わせが必要。
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