明光ネットワークジャパンは、PTAへの加入経験を持つ小中学生の保護者を対象に実施した、「PTAに関する意識調査」の結果を2月27日に発表した。同調査は、2月10日〜12日の期間に行われ、980名から回答を得ている。
調査対象者に、PTAの役員になったことがあるかを尋ねたところ、「役員になったことがある」という回答が49.0%に達した。

PTAの役員に「なったことがある」と答えた人(480名)に、PTAの役員を経験してよかったと思うかを尋ねた質問では、「よかった」(12.3%)と「どちらかというとよかった」(34.0%)を合わせた割合が46.3%となっている。

同じく、PTAの役員に「なったことがある」と答えた人(480名)に、PTA役員の活動にどの程度負担を感じているかを尋ねたところ、「非常に大きな負担を感じている」(35.2%)と「ある程度負担を感じている」(53.1%)を合わせた割合が88.3%に達した。

PTAの役員を経験してよかったと答えた人(222名)に、PTAの役員を経験してよかったと思う要因を尋ねた質問(複数回答)では、「保護者間のネットワークが広がった」(43.2%)がもっとも多く、以下「学校運営への理解が深まった」(40.5%)、「子どもの成長を間近で感じられた」(35.1%)が続いている。

調査対象者すべてに、PTAは必要だと思うかを尋ねたところ、「必要だと思う」(7.9%)と「どちらかというと必要だと思う」(26.8%)を合わせた割合が34.7%、「不必要だと思う」(29.6%)と「どちらかというと不必要だと思う」(21.8%)を合わせた割合が51.4%と、PTAへの加入経験がある保護者の半数超がPTAを不要と考えていることが明らかになった。

PTAが必要と答えた人(340名)に、PTAが必要だと考える理由を尋ねた質問(複数回答)では、「学校行事のサポート」(43.2%)が最多となり、以下「学校と家庭の連携強化」(33.2%)、「子どもの健全な成長を見守る体制づくり」(32.1%)、「学校と地域をつなぐ橋渡し役」(32.1%)が続いている。

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