BatonLinkは、同社が運営する高校生向けキャリア学習サービス「クラスイズ」の企業向けサービスを、11月26日に正式リリースした。
大学入試における総合型選抜の割合が、2000年から2023年の間で1.4%から14.8%に拡大していることからわかるように、社会や企業が求める人材像は大きく変化している。しかし社会が急速に変化している一方で、教育環境や学校の取り組みがこのような変化に対応しきれていない現状がある。
同社は、2023年12月のサービス開始以降89社の企業と連携し、次世代に求められる力を育む学習プログラムを全国の高校で提供してきた。
この度、連携企業からの声やこれまで培ったノウハウを生かし、企業のブランド価値を創出する新たな企業向けサービスを正式にリリースすることとなった。高校生にはキャリアを見据えた新鮮な学びの機会を、企業には若年層に向けたブランディングの場を提供する。
「クラスイズ」の企業向けサービスには「学習プログラムの企画・展開」と「番組配信」の2種類がある。
各企業の特徴や強みを、独自の高校生向け学習プログラムとして企画・展開する。企業の価値を学習プログラムとして次世代に直接伝えることで、ブランドへの深い理解と共感を促す。
業界理解型
各業界のリーディングカンパニーが業界について解説し、業界の役割や未来を共有する。社会課題を早期に伝えて学生の視野を広げる機会を創出し、将来のキャリア選択に役立つ実践的な知識を提供する。
Vision型
企業の理念やスローガンを学生が自分自身に置き換え、映像を制作する。学生は企業のメッセージに共感し、自分なりに表現することで創造力や自己表現力を高める。
Mission型
企業から与えられたMissionに学生が挑戦し、課題解決のプロセスを通して創造力や問題解決能力を磨く。企業の現実的な課題に取り組むことで、実践的な学びを得る機会を提供する。
さらに、企業のビジョンや社会での役割をテーマにした番組を制作して配信する。企業の理念や事業内容、サービスを次世代のニーズに合わせてエンタメ要素を取り入れて発信し、ブランドとしての認知を広げる。
次世代向け番組
Vision Story
企業のビジョンや理念、社会での役割に着目して番組を制作する。リブランディングや企業文化の共有に適している。
Service Insight
サービスや商品に焦点をあて、開発ストーリーや特徴を伝える番組を制作する。新商品のリリース時にも活用可能で、マーケティングツールとしても活用できる。
ステークホルダー向け番組
The Report
「教育現場で授業を実施して終わり」にせず、次世代育成の取り組みについて社内外へ効果的にPR・発信する。一般社会、ステークホルダーへの影響を最大化し、企業価値の向上につなげる。
「クラスイズ」の特徴は以下の通り。
ファンマーケティング 次世代との共感を育むコンテンツ
企業のビジョンや社会的役割を発信するコンテンツを通じ、CSRやCSVの実践として次世代との共感を深め、持続的なファン基盤を構築する。
新たな市場とリーチ層の拡大
企業のメッセージを自社のみでは届けにくかった層に発信し、見込み客や将来のステークホルダー層を拡大する。新しい市場創出とブランドの認知度向上に貢献する。
ブランドイメージと実態の一致
若い世代に企業の価値や取り組みを直接伝え、ブランドの認知と実態のギャップを埋める。信頼性のあるブランドイメージを確立し、社会的価値を強化する。
社内エンゲージメントの向上
次世代に自社の特徴や強み、理念を伝えることで、社内エンゲージメントの向上と持続的な組織の成長につなげる。
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