グローバルEdTech推進委員会（GEAC：Global EdTech Acceleration Committee）は、優れたEdTechスタートアップ企業を表彰するコンペティション「The Global EdTech Startup Awards（GESA）」の日本予選を、10月29日にCIC Tokyo（東京都港区）内のベンチャーカフェスペース、およびオンラインのハイブリッドで実施した。
「GESA」は世界最大のEdTechコンペティション。世界23の国や地域で開催される地域予選を勝ち抜いたスタートアップ企業が、EdTechイベント「The BETT Show 2025」（英・ロンドン開催）のメインアリーナにて行われる本大会に集結する。審査員や投資家の前でピッチプレゼン（ピッチ5分＋質疑応答2分）を行い、その年のナンバーワンを決める。
第8回目となる日本予選は、文部科学省、経済産業省、日本ディープラーニング協会の後援と、旺文社、増進会ホールディングスの協賛を受けて実施された。日本予選には13社が出場し、厳正なる審査の結果、総合部門 最優秀EdTechスタートアップ企業として、「次世代の教育に資本をまわす 高等教育の質を維持・向上する仕組み」を提供するAlumnoteが選ばれた。同社には、ロンドンで行われる本大会への出場権が付与されるとともに、優勝賞品としてトロフィーと東京〜ロンドンの往復航空券相当の賞金が贈られている。
第2位には専門技術職に特化した職業学習と就職活動アプリケーション「Careermap」を開発・運営するグッドニュース、第3位には「大切なこと」である評価を「大変なもの」にしないためのプロダクト群を提供するJool、さらに、英語教員の負担を軽減して生徒の学習定着率を高める授業支援ツール「TypeGO」を提供するSwellが選ばれた。
R＆D特別部門賞は、21世紀スキル開発のための、ゲームベースドラーニングに基づく学習コンテンツ＋オンラインレッスン、およびサイコメトリックアセスメント技術を活用した診断ツールを提供するゲームベースドラーニングに、審査員特別賞は固定電話での詐欺電話をリアルタイムで検知するデバイスを提供する、東京都立産業技術高等専門学のチーム「Technology七福神」に授与されている。なお、ゲームベースドラーニングと「Technology七福神」にも本大会への出場権が付与されたほか、本大会に先立って開催されるBootcampへの参加権が付与された。
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