マイナビは、2025年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(9月)」の結果を10月8日に発表した。同調査は、9月25日〜30日の期間に行われ、2042名(文系男子:402名、文系女子:768名、理系男子:475名、理系女子:397名)から有効回答を得ている。
調査結果によれば、9月末時点での内々定率は前年比3.3ポイント増の89.8%だった。
調査対象者に、就職活動の終了予定時期を尋ねたところ、内々定を保有しつつ活動を継続している学生は10月、未内々定者は12月という回答がもっとも多い。
今後の就職活動継続意向を尋ねた質問では、「活動終了」が83.1%、「未内々定」が10.2%、「内々定あり活動継続」が6.7%だった。
今後、何社くらいの選考を受ける予定かを尋ねたところ、未内々定者では「5社」(22.3%)、内々定を保有しつつ活動を継続している学生は「1社」(19.7%)が最多となっている。
キャリア形成活動や就職活動で最初に実施したこととしては、未内々定者・内々定保有者ともに「合同企業説明会への参加」がもっとも多く、未内々定者では「就活イベントへの参加」(22.8%)、内々定保有者は「インターンシップへの参加」(25.2%)がそれに続いた。インターンシップの参加割合は、内々定保有者と未内々定者で8.6ポイントの差が生じている。
就職活動で経験した挫折・失敗は、これまでの人生における挫折・失敗と比較して、どの程度のショックだったかを尋ねた質問では、「人生の中でもショックな体験だった」が約3割で最多となった。
挫折・失敗の内容についての自由回答では、「人格を否定された」「ショックから立ち直れていない」といった回答が寄せられている。一方で、周囲の人に相談したり少し就職活動を休むといった、自分なりのリフレッシュ方法で乗り越えたエピソードも寄せられている。
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