大日本印刷(DNP)とDNPグループの丸善雄松堂は、北海道教育大学 未来の学び協創研究センターと共同で、子どもたちが主体的に学びに取り組むための「学びのサードプレイス」の社会実装に向けた研究を、10月2日〜2024年9月30日の期間に実施する。「学びのサードプレイス」は、子どもたちの新しい出会いや学びが生まれる学校と家庭以外の「第三の場所」を指す。
同研究では、公共図書館での「学びのサードプレイス」のメソッドと学習プログラムを開発する。学習プログラムのテーマは「デジタルファブリケーション」「電気回路」「プログラミング」「デザイン」「アート」などの予定となっている。これらのプログラムを活用した学習を通して、子どもたちの可能性を引き出すとともに、学びを深めるための学びに関するメソッドの開発を行う。
あわせて、12月までに札幌市内の図書館において「学びのサードプレイス」を開設し、小中学生を対象に学びのメソッドや学習プログラムを活用した「図書館モデル」の在り方を検証する。
同研究の実施にあたっては、DNPグループが「学びのサードプレイス」の社会実装に向けたモデルの構築、実証実験の運用を担当し、北海道教育大学が「学びのサードプレイス」の設計、学びのメソッドと学習プログラムの開発、実証実験による検証を担う。
その後は、同実証実験の結果をもとに、公共図書館など社会教育施設を中心とした「学びのサードプレイス」の研究開発と社会実装を推進し、全国の自治体に学習プログラムを展開する。さらに、学びたい人々が自由に探究的かつ体験的に学べる環境がある社会の実現に向けて、多様なパートナーとの連携や取り組みを推進していく。
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